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下水道の歴史とあゆみ ~城下町と下水の関係~2021.02.19

下水道は、古くからさまざまな工夫がされてきて、現在に至るのですが
さかのぼると、それは弥生時代になります。
弥生時代の竪穴式住居には、雨水を排除する排水口の跡が各地でいくつも発掘されていて
最近では、藤原京の発掘現場から、大規模な道路の側溝が見つかったそうです。


さらには、東京都国分寺市で、奈良時代の国道である東山道の道路両側に
排水口が作られていたことがわかったり
戦国時代の大阪城築城のときには、城下町に石積の排水溝が碁盤の目状に建設され
その一部は現在でも使用されています。


ちなみに、日本では1960年代まで農業の肥料として
人のし尿が利用されてきましたが、江戸時代には、100万人を超える大都市においても
住民が排出したし尿は、定期的に荷車や小舟で江戸周辺の農村へ運ばれ肥料として利用されていました。
今から考えると、たいへんな作業ですね。

 

しかし、同時代のヨーロッパでは、まだ下水道が確立しておらず
多くの場合で、これらの汚物は街中に捨てられることがあったそうです。
不衛生な住環境が、下水道の発達を促したとも考えられているそうです。
そうして考えると、日本の城下町は、比較的清潔な環境が維持されていたということになりますね。
衛生状態も悪くなかったそうです。


今の上下水道のインフラは、高い技術によって維持されていますが
歴史の積み重ねをここでも感じ取ることができますね。


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